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「デイゼロ」の巻

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新曲を出しました。



結構大慌てで作ったんですが、理由があります。
投稿した11/8は、父の誕生日です。

父は昨年の8月に他界しました。
すい臓がんでした。

沈黙の臓器と呼ばれ、がんが見つかりづらい事でも有名なすい臓です。
2018年の夏に発覚し、発見された時には手遅れになっていることも多い中、
全摘出ではありますが無事に手術も終わりました。

そこから3年、父は生きてくれました。
抗がん剤で毛は抜け、全身の倦怠感がある中、一生懸命生きてくれました。
かかっていた病院ががんセンターだったので、
がん治療の中では最高レベルの医療を受けられたと思っていますし、
お医者さんも看護師さんも本当に良くしてくれました。

そんな父の誕生日に、父が頑張って生きた証のようなものを残したくて、この曲を作りました。

また、10月の末に行きつけの飲み屋の店長が大腸がんで他界したのも、
この曲を作った理由のひとつです。余命宣告を受けてからもお店に立ち、
宣告された年月より1年以上も生きてくれました。

どんなに医学が発達しても救えない命があります。
それでも一日でも長く生きようと頑張ってくれた人たちがいます。
身近な人達の死が、この曲を書いたきっかけです。

タイトルの「デイゼロ」ですが、骨髄移植した日の専門用語だそうです。
漫画家の宮川サトシ先生の記事(https://careerhack.en-japan.com/report/detail/685)で知り、
新しく生まれ直したような言葉が素敵だなと印象に残っていましたので
使わせて頂きました。

ちなみに今回使ったアコースティックギターは父が使っていたもので、
エレキギターは僕が中学生の頃に買ってもらったものです。
そういう事も含めてかなり自己満足な曲なのですが、聴いてもらえると嬉しいです。

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「落選集2」の巻

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「主人公の条件」の巻

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新曲「主人公の条件」を投稿しました。

「主人公の条件」


曲そのものはかなり前に存在していました。
というのも、かつてコラボで「曲のアレンジをしあう」という企画で作った曲だったからです。



この時はやみくろくんにアレンジしてもらいましたが、それを改めて作り直したのが今作です。
歌詞とメロディを、当時のバージョンから少し変えています。

「主人公の条件」を作った時、ちょうど竹原ピストルさんを聴き始めた頃でした。
竹原さんはボクシング経験者で、「カウント10」というボクシングをモチーフにした曲があります。
この曲がとても胸に響きました。
そして僕も同じような曲を書こうと考え、サッカーをモチーフにした曲を書きました。

かのサッカー選手、リオネル・メッシは言いました。
「努力すれば報われる?そうじゃないだろ。報われるまで努力するんだ。」と。
こんなコトを世界一のフットボーラーに言われたらぐうのねも出ないんですが、
僕はかつて報われるまで努力ができなかったサッカー経験者です。

たいしてうまくないので、小学校も中学校もずっと補欠でした。
中学校最後の試合に出られなかった時の気持ちも鮮明に覚えているし、
そういう感情を、ピッチの外側から見ていた時の気持ちを、歌詞に込めました。

どんなに頑張っても報われないコトはたくさんあります。
それでも続けるコトを選択し、努力をすべからく実行する。
地道な作業の積み重ねは、どこかで報われると信じたい。
間違いなくそういう願望もこもっています。

聴いてね。

「マジミラコンテストに出した」の巻

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マジカルミライ2022の楽曲コンテストに曲を投稿しました。

アノニマスたちは夢を見る

解説というほどじゃないんですけど、
一応言葉にしとこうと思いましてブログに書きます。

ここんとこ毎年応募してるんですけど、
理由はシンプルに曲がライブで流れてほしいからです。

「お前はもうマジミラで使ってもらってるだろう。曲を」

と思う方もいるとは思うんですが、
それとこれとは話が別です。
「1/6」はライブの定番曲というわけではないし、
過去2回も使ってもらったのはもう奇跡です。奇跡。

ので、使ってもらえる確率が低いなら
コンテストに出して採用を目指そうという発想になるのです。
ちなみにいまんとこ全敗です。

で、今回投稿した「アノニマス~」の話。

去年は「トーチ」という、結構狙いすました曲を書いたんですが、
周りを見渡してみたらまあ大体が「初音ミクと私」みたいな歌詞の内容なんですよ。
すんごい雑なまとめ方をすると、「愛されなくても君がいる」みたいな歌詞というか。
僕もそんな感じの歌詞を「トーチ」で書いたんですが、
みんなどうしても「コンテスト」を意識した作りになる。
性質上当然なんですけど。

で、今回の曲をいざ書き始めようと思った時に、
初音ミク(ならびにコンテスト)に振り回されている
我々は滑稽だなって思ったんですよ。

思うに、マジミラコンテストにはおそらく

「初音ミクと私」

という「流行りの一大ジャンル」があるんです。
そうすると歌詞の内容ってだいたい同じになりますよね。
初音ミクに救われた、とか、ずっと歌ってくれてありがとう、とかね。

で、そういう歌詞をたくさん読んで
「ちょっと初音ミクのために曲を作りすぎじゃない?」って思ったんです。
さっきも書いた通り、性質上当たり前なんだけどさ。

「無名の多勢」である我々を、
あの女は夢も与えてくるけどかなり振り回すんですよ。
おもしれー女(おもしろくない)。

で、その流行に素直に乗っかるのを一回やめてみようと思ったんですよ。
「初音ミクと私」をテーマに書くのが大正解だとして、
「アノニマス~」の歌詞でいうならば「逆転のワンチャン狙って列を出」たんです。
振り回されている我々側をテーマにして。

本当にワンチャンあったらいいなと思いつつ。
聴いてね。

「落選集」の巻

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